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[施術事例] 60代 股関節唇損傷

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[施術事例] 60代 股関節唇損傷

保存施術+ 手術を回避
即時効果と再現性。

股関節疾患の中でも「股関節唇損傷」は初期の段階の症状であり、近年では自然治癒することもわかっており、短期に症状の解消が期待できる代表格です。もちろん、手術を希望されれば手術でもよいのでしょうが、入院→手術→リハビリを考えると、できればその場で痛みを改善させ、不安を解消させたいところです。

ご相談いただいたのは、60代の男性です。

年に1回はぎっくり腰(腰痛)に見舞われ、腰の左右の高さに違和感を感じていました。二年ほど前から少しずつ股関節にも症状が現れ、股関節痛のため食卓で座っていることさえできなくなり、整形外科を受診したところ股関節唇損傷と診断され、手術を勧められています。心疾患の既往歴もあり、できれば手術はしたくはありません。書籍をご覧になり、手術以外の方法で改善したいとの思いからご相談にみえました。

初回の施術を終え、45分後の様子です。
担当医からは股関節唇損傷も、どうも動き方を診ると、股関節唇損傷関連の痛みではなさそうです。おそらく既往歴にもあった、ぎっくり腰の影響が尾を引き、痛みをかばうような癖として定着し、それが今回の股関節痛の引き金になっているように思われました。

そのため、股関節痛の発生要因について今回の医師とはまた別の視点から状況をご説明し(=誤診の疑い)、もし不安であれば、他の専門医院へかかることもご提案させていただきました。

一回で解消できた股関節痛も、その後の持続効果には、歩き方の修正が不可欠であり、そこには、ご本人の病状に対する理解が必要です。ご本人からもご承諾をいただき、現在も月に一回の割合でフォローさせていただいておりますが、経過は順調です。

股関節痛の改善に向けては、専門家に頼る部分とご自身で努力する部分、両面からのアプローチが必須であり、その辺りを明確に分け提示することが大切です。症状を一回で解消させることができるのは施術家の技術であり、その後の再現性を約束できるのは、皆さんの個々の努力なのです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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