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[施術事例] 50代 変形性股関節症 進行期/末期

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[施術事例] 50代 変形性股関節症 進行期/末期

保存施術+ 手術を回避

歩行動作の徹底を

ginzaplusでは、変形性関節症国際学会(OARSI)のガイドラインと最新のエビデンスをもとに手術に頼らないを施術を提供させていただいております。その中で、これまでの経験からも最も効果が高いと感じている手法は「筋肉」と「歩行(脳と神経)」への介入です。

股関節痛の多くの原因は「筋肉」と捉え、その筋肉への負担は全身運動でもある「歩き方」に問題があるとginzaplusでは考えています。

但し、歩き方の再構築とは、対象となる方の問題意識がそこに芽生えない限り達成し得ない目標でもあるため、誰にでも通用する方法ではありません。これまで提供させていただいた書籍やウェブサイト、テレカウンセリング、実際の施術場面における患者教育でいかに問題意識を共有できるかが鍵です。

事例紹介

ご相談いただいたのは50代の女性です。

趣味のダンスから股関節痛を発症し、医療機関では臼蓋形成不全と変形性股関節症と告げられ、ダンスやこれまで続けていた筋力トレーニングを中止するよう言い渡されていました。しかし、数年のうちに筋力は落ち、歩けないまでに悪化しています。

レントゲン上にもその影響が確認されます。股関節症は両側へと移行してしまい、骨盤の歪みから脚長差も生じてしまいました。本屋さんで書籍を手にとり「もったいなかった」と仰るように、最後の望みをかけお越しいただきました。

昨年から毎回の大阪出張施術にご参加いただき計6回、1年後の成果です。

画像評価

▲2019年 レントゲン画像上はまだ片側のみ変形性股関節症でしたが、
▲安静にし筋力低下が進んだために、翌年2020年には反対側にも股関節症が発症し、脚長差まで現れはじめています

before/after

この数年の症状の進行を食い止めるには相当な努力が必要と予測されましたが、現状をご説明すると現状をしっかりと受容され、トレーニングへの受け入れも良く、1年という年月がかかりましたが、動きの基礎を築き上げることができました。

当初の夜間痛は消失し、国内旅行も達成されています。ご家族からも誉めれることが多くなり、痛みへの不安感、恐怖心も無くなりました。

今後、さらに自由に動けるようになってくると、飛躍を求め新たな目標レベル設定を目指すこともあるため、その辺りはじっくり時間をかけ相談をしながら、次なる手段を検討していきたいと思っております。

進行期や末期の場合であっても初期の方と同じように「歩き方」を徹底的に修正していきます。日々意識し鍛えることで「どこへでも歩ける」「歩き方にも自信が持てるようになった」などの精神面の充実は計り知れません。ここに痛みの存在との乖離が生まれるのだと思われます。

また近いうちに続編をお届けしたいと思っております。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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