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[施術事例] 50代 人工股関節置換術後

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[施術事例] 50代 人工股関節置換術後

保存施術+ 手術後
「反対側は当分手術をしないでいきたい」

片側の手術をすると決まって待ち受けているのが、反対側への負担です。最近では短期入院が推奨され、益々リハビリ期間が短縮されつつある中、術側・未手術側へのケアが不十分なまま退院を余儀なくされるケースが多くあります。手術はできれば一回で済ませたい、おそらく多くの患者様の願いでもあるでしょう。

ご相談いただいたのは、50代の女性です。

先天性股関節脱臼の既往があり、社会人に入ってから腰痛を抱え、かかった先の医療機関では股関節の異常を指摘されていました。このときすでに脚長差もあり手術を決断。手術後、痛みは消失したものの今度は反対側にも違和感を訴えるようになり、将来への不安を抱えお越しいただきました。

計21回の施術の終え、約4年での成果です。
時間はかかりましたが、ようやく完成形に近づきつつあります。

進展がみられたのは、3年目に屋久島への片道11キロのトレッキングの旅行を終えてからです。ご自身の能力を試せる貴重な機会にもなったのでしょう。先日も、交差点の向こうで待ち合わせをしているご主人からも「歩き方がきれいになったと褒められた」と嬉しそうに話して下さいました。地道に続けてきた成果が実った瞬間でもあります。

脚長差については、未手術でもそうですが手術後にも起こる合併症です。椅子に座っているときに膝の位置が異なる、膝を立てて寝ると膝の高さが違う、足を閉じて歩けない、などの症状があれば速やかに解消させておきたいところです。

手術後早期から積極的に関わることで、将来的な手術や他関節への痛みの発生予防にも繋がると考えています。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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