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[施術事例] 40代 骨切り(RAO)術後に生じた脚長差

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[施術事例] 40代 骨切り(RAO)術後に生じた脚長差

保存施術+ 手術前 手術後
徐痛効果に優れた外科治療も、それで一生を過ごせれば良いのですが問題を残すこともあります。骨切りの術後でも頻繁に遭遇するのが、脚長差の問題です。ご自身で気が付かないうちに、脚長差を引き出す動きを繰り返していることも多く、専門家のもとで定期的なチェックを受けることが望ましいでしょう。

ご相談いただいたのは40代の女性です。医療機関では臼蓋形成不全を診断され、骨切りによる手術を行いました。手術後1年が経過しましたが、思うように回復せず悩んでいらっしゃいます。最近では痛みも増強しはじめ杖を使用し、人工関節への置き換えも検討中です。セカンドオピニオンと施術を求め、お越しいだきました。

2回の保存施術を経て、5ヶ月後の様子です。

施術前

歩行時には、左右に身体を揺すりながら歩く様子が確認され、股関節が上手に使えていません。

施術後

少しずつ股関節でも体重を支えられるようになってきています。

骨切り手術後の跛行は、脚長差を引き起こす原因ともなります。「できるだけ人工関節は先送りにしたい」とのご本人の希望ではありますが、おそらく年単位での経過観察が必要でしょう。結果を急ぐのであれば人工関節が待っています。治療選択には、人生設計やQOL(生活の質)を重視した考え方が必要と思われます。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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