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[施術事例] 70代 寛骨臼回転骨切り術(RAO)後

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[施術事例] 70代 寛骨臼回転骨切り術(RAO)後

保存施術+ 手術後
今回は4回に渡って骨切り手術について検証してきました。

①骨切り手術の長期成績について:
https://ginzaplus.com/jp/blog/1375/
②50代 キアリ骨切り術:
https://ginzaplus.com/jp/blog/1374/
③40代 RAO(寛骨臼回転骨切り術):
https://ginzaplus.com/jp/blog/1376/

そして最終回の今日は、

④70代 RAO(寛骨臼回転骨切り術)です。

【RAO術後 25年】

インターネットが苦手なご本人に替わってご家族がメールを下さいました。

「平成〇〇年に左足の臼蓋形成不全の手術(臼蓋回転骨切術)を、△△病院の□□先生にして頂きました。それから25年、あまり痛みも感じずにこられたのですが、最近はコロナ禍の外出機会が減ったこともあってか、体力、筋力不足とともに、体重も増えてしまった為、短時間の歩行で痛みが出るようになってきました。先日は□○病院の△○先生(人工関節手術)に状態を診て頂き、両足ともにまだ初期症状で即手術の必要はないとも説明は受けていますが、佐藤先生の本を拝読して保存施術に関心があり、今後の日常生活をどう過ごせばいいのかをご指南いただければ幸いです。よろしくお願いします。」

保存施術を繰り返すこと計10回、約1年での成果です。
股関節痛とは、片側の股関節のみならず、反対側の股関節にまで影響を及ぼすことがあります。before/afterからもお気付きの方もいらっしゃるかも知れません、痛みのある側ではなく、健康な股関節(右側)にまで影響が現れていました。

うっかり杖を使用してしまったことで、上半身と下半身のバランスが乱れ、腕振りのリズムまでおかしくなっています。こうした兆候も、まだ画像上には変化は認められませんが、長期に渡るとやがて進行を招くのも時間の問題です。

多少の左右のアンバランスは目を瞑ったとしても、ここまでの差が生じれば、施術対象として考えなければなりません。

施術を開始し1年が経過した現在では、ご家族の送迎がなくても銀座までお一人でお越しいただけるようになり、日々の歩数をスマートウォッチでご自身で管理されています。先日も、家族旅行へ行くことができたとご報告下さいました。まだまだ70代です。もう10年あるいは20年はご自身の脚で歩いていただきたいですね。勝手ながら今回は、自分の母をみているかのように関わらせていただきました。前向きに生活される様子に立ち会えること、本当に嬉しく感じております。今後も必要に応じて適時アドバイスさせていただきます。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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