股関節痛の先進の「保存施術」 ginzaplus (銀座プラス)

変形性股関節症ショック

更新 2021年07月04日(日)
カテゴリ股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症 #保存施術 #新型コロナ #股関節の手術 #人工関節

昨日はコロナ自粛明けのタイミングで、午前はおふたり、午後はひとり、新幹線でお越しいただく予定でしたが、残念ながら午前中は新幹線が運休だったこともありキャンセルに。空いた時間を利用して皇居ランへ。蒸し暑さの中久々に10キロ。皇居周辺には国内・海外からの団体観光客でいっぱい！本当に、はじまるんですね～

さて、股関節痛も初期時の対応が重要だということをご説明させていただきました。また初期であれば、すぐにでも症状が改善される可能性があることもお話ししてきました。痛みというのは、非常に複雑なもので注射一本で何とかなるような症状もあれば、タイミングを逃すとたちまち慢性化し、症状が改善されても不安感だけは根深く残ることさえあります。例えば、股関節の人工関節の手術後の患者さんでも、痛みがなくなり一見普通に動けているようでも、どこか不安があったり将来への心配を抱えていたり、健常の状態とはかけ離れた悩みや不満を抱えている方もいらっしゃいます。

先日ご相談いただいた方も、確かに医学的には変形性股関節症なのかも知れませんが、私からみれば、全くそこまで悪くはありません。杖なしでも歩けますし、股関節の可動域も悪くはありません。筋力も十分に保たれています。ただ、ちょっとした負担が重なって、痛みとなって現れたのでしょう。

初診で受けた情報が今も尚心にあり、怯えながらの生活を送られたようでした。ちょっとしたパニック状態です。こちらの方へは、現状がそこまで悪くないことをお話しし、これまで通り、通常通りの生活を心がけていただくようご説明しました。
そして、3週間後です。

次回のご予約もお取りしておりましたが、だいぶ落ち着きを取り戻された様子です。痛いからとの理由で、ついついかばったり、使わないようにしたり、労り過ぎることがあるかも知れません。これを継続しても、なかなか満足のいく生活を送ることは難しいでしょう。ましてや、大好きだった趣味活動をストップしなければならないなんて、精神衛生上も良くはないですね。QOLを下げることなしに、改善できる方法もあるはずです。

皆さんの中にも、同じように診断名を告げられ生活がガラリと変わり、痛みが痛みを呼び込むかのように、自発的な活動を制限せざるを得ない方が多くいらっしゃいます。変形性関節症の進行とは、まさにこの時点から始まり、単に骨や軟骨の問題を超越し人格そのもへも影響を与える恐ろしささえもあるのです。
こうした影響は手術をしてもなお残存することさえあり、痛みはとにかく早期に解決させることが大切なのです。
ginzaplus　佐藤正裕(理学療法士)

更新 2021年07月04日(日)
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