ブログ

変形性股関節症 ロードマップ

ブログ検索#新型コロナ

変形性股関節症 ロードマップ

更新 2021年01月15日(金)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #人工関節  #保存施術  #股関節の手術  #新型コロナ  #テニス 
東京も緊急事態宣言が発令され、銀座も朝夕の人出こそ少なくなりましたが、日中は意外にも賑やかですね。政府の方針と国民の意識が乖離してしまったのか...。引き続き、徹底して手洗い、うがい、マスクの着用、できる感染対策を徹底し行なってまいりましょう。

さて、今日は保存療法の「ロードマップ」について。ginzaplusでは初回の問診時に、皆さんの【目標】をお聞きし、目標に応じた【行程表(ロードマップ)】を作成します。
目標達成のためには、どのくらいの「期間」で、まずは、「何が」できるようになる必要があるのか。そのための準備として、基本的な可動域、筋力の維持、強化の方法の確認や皆さんへの宿題として、普段の日常でのノルマを設定していきます。そして、その目標は本当に保存療法で達成可能であるのか。手術も視野に入れるべきかどうか、など。ご本人の意識や意見を尊重しながら、ある程度の期間の中でその都度効果判定していきます。

皆さんそれぞれにご家庭の状況、お仕事の融通性、痛みの受容度など様々ですから、途中でも目標設定に修正を加えながら、望ましいと思われる着地点を探っていきます。
コロナであっても股関節の痛みは待ってはくれません。特に、この自粛中に悪化された方も多いようですね。先日も遥々遠くからご相談にお越しいただきました。こちらの方の目標はテニス復帰です。しかし、股関節の状態は非常にシビアです。
保存療法と手術のメリットとデメリットを確認しながら、目標でもあるテニスは、どのレベルで行うのか。レジャー程度で良いのか。それとも本格的にハードな実践を望むのか。その場合、人工関節なら従来型か。あるいは、最新のアスリートモデルを選択すべきか、など。予め、確認しなければならないことを、問診を通じてくまなくチェックしていきます。

テニスでの怪我をきっかけに悪化した股関節症。この10年、現状に即した会話のできる治療家に巡り会えなかった、と仰って下さいました。
皆さんには、ぜひとも保存療法で解決していただきたいのですが、場合によっては、保存療法にもできることとできないことが存在します。初期段階の目標設定と現状との間に大きな隔たりがあれば、他の手段も検討せざるを得ないこともございます。

ただ、ある程度目標の変更が可能であり、低く抑えられるようであれば、わざわざ人工関節を身体へ埋め込まなくても良い可能性さえあるでしょう。例えば、日常動作レベルでしたら、こうした症例でも保存療法で十分に達成可能です。

ここからは、皆さんの生き方や人生観、またはご家族の協力、理解度にも影響されます。個々に考え方は異なりますから、それぞれのロードマップを見比べながら、ご家庭内でもよくご相談され、ご自分の納得のいく方法で解決が図れるのが一番ですね。できないことを嘆くよりも、まずは、できることを探して、そこへ目を向けて。再び人生を輝かせるための、正しい保存療法の実践を!

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年01月15日(金)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #人工関節  #保存施術  #股関節の手術  #新型コロナ  #テニス 

最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz