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変形性股関節症 筋力トレーニング

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変形性股関節症 筋力トレーニング

更新 2021年05月26日(水)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #学会  #セカンドオピニオン  #保存施術  #新型コロナ  #ダンス 
朝、皇居周り走っているとあちらこちらに接種会場の案内板を目にするようになりました。いよいよ始まりましたね。ginzaplusへももうすでに2回目も終えられた方も。ワクチン接種の日程が決まったことで、施術のスケジュール変更をご希望する方も出てきています。オリンピックを迎える開催国としては遅すぎる気もしますが、日本も、ようやくスタートラインに立てたように思われます。

さて、今日も股関節痛の原因について考えてみたいと思っています。先日ご相談いただいた方は、ダンス愛好家。海外のコンテストにも出場するほどの実力をお持ちでいらっしゃいましたが、股関節痛を抱えるようになってからは、別人のように瞬く間に悪化。医療機関からの筋力トレーニング禁止の指示、今回のコロナも合わさって動けない身体へ変わり果ててしまいました。跛行の影響も強く、元々の股関節から反対側の股関節にまで痛みが生じるようになってしまいました。
はじめの時点で考えなければならなかったのは、「筋トレはしないように」との指導。特に、こうした運動愛好家の皆さんにとっては、致命的な判断です。果たしてこれは正解なのでしょうか。一般的に、骨折や捻挫など組織の損傷を伴うものについては、一時的な安静も必要です。しかしながら、こうした経過を伴った股関節痛の場合には、筋力トレーニング禁止は命取りであり、本来の専門家であるならば、痛みがあっても、どういった運動なら大丈夫か。どうした方法で行えば、現在の筋力を維持しながら改善できるのか、このあたりを入念に検討し、分かりやすくお伝えしなければなりません。と言いますのも、国際関節症学会など海外の有力な研究報告では、「変形性股関節症の進行と筋力低下は密接に関わり合うこと」を報告しており、実際に進行期や末期と宣告された方でも、立ったりしゃがんだり、駆け足ができるような能力を獲得できた方の方が、経過は順調です。運動能力獲得例の方が、痛みも克服も早く、メンタルのダメージも少ないのです。

40代以降では、筋力低下は必至です。たとえ、変形性関節症関連の診断を下されても、いかに筋力を落とさずに、痛みを克服できるのかを常に考えておく必要があります。筋力が衰えると気力さえも萎えます。そうなる前に、もう一度股関節痛の原因と対策を整理し、身体の治る方向へと働きかけてあげましょう。
現在のリハビリ方法や現状に不安がありましたら、ぜひセカンドオピニオンでもご相談下さい。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年05月26日(水)
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