ブログ

変形性股関節症 ステロイドで予後悪化

ブログ検索#大腿骨頭壊死症

変形性股関節症 ステロイドで予後悪化

来月、オーストリア・ウィーンで開催されるOARSI、変形性関節症の国際学会が開催されるかどうか心配です。

さて、今日は「ステロイド」について。股関節の痛みに対し、関節の中にステロイドを注入する治療法があります。変形性関節症のガイドラインでも、一部、関節内注射は有効と報告されますが、副作用も多く報告されています。

昨年の医学雑誌「Radiology」の中でも米・Boston University放射線医学教授のDr. Andrewは「関節内注射を行うと、急速性破壊型股関節症を招いて関節圧潰を来したり、人工関節置換術のリスクを早める可能性がある」と警告しています。
発生頻度の多い順に

1. 急速性破壊型関節症
2. 軟骨下脆弱性骨折
3. 大腿骨頭壊死

それともう一つ気になっているのは、特に「関節リウマチ」との診断を受けた方たちに対する関節内注射です。ご自身での判断は難しいでしょうが、一応、注意はしておきたいですね。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz