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[施術事例] 30代 RAO後20年 変形性股関節症 進行期

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[施術事例] 30代 RAO後20年 変形性股関節症 進行期

保存施術+ 手術後
臼蓋形成不全に対する予防的な手術として用いられる「骨切り術」は、順調に経過する例がほとんどかと思われますが、なかには不調を訴えるケースもあります。重篤な場合には、人工股関節も検討しなければなりません。

ご相談いただいのは30代の女性です。10代のときに臼蓋形成不全を診断され、RAOにより骨切り手術を両側の股関節に施行されています。現在は、変形性股関節症の進行期と診断され、人工関節による手術を勧められています。

バスケットボール部に所属し、部活の練習で股関節痛を発症。片側手術を行い、翌年には反対側もRAOによる骨切り術を行っています。20代で出産後に悪化、最近になって車の乗り降りにも違和感を感じ、医師の宣告にも「少しでも人工は先延ばしにしたい」との希望から、お越しいただきました。

保存施術を繰り返すこと計4回、3ヶ月後の様子です。
RAO手術後20年が経過し、レントゲン画像上は確かに軟骨は消失し(右股関節)、骨盤の傾きから脚長差も生じ、痛みを訴えれば手術を宣告されるような状態ではありますが、痛みと骨の状態は必ずしも一致しません。

数回の施術で痛みは軽減され、跛行も改善され、真っ直ぐに歩けるようになっています。

骨切り手術をし悪化した場合には、真っ先に人工関節を勧められる傾向があります。股関節の骨は手術適応でも、痛みのない状態を作ることは可能です。手術を避けたい気持ちと、日々の努力こそが大切です。

最終回には「信じられない」とのコメント、無事職場復帰も果たせています。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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