ブログ

臼蓋形成不全 将来への備え

ブログ検索#先天性股関節脱臼

臼蓋形成不全 将来への備え

まずは、施術枠のご案内です。6月25日(金)午前中と午後にいくつか施術枠をご用意することができました。ご希望がございましたら、予約表よりお申し込みをお願いいたします。

さて、今日は臼蓋形成不全についてです。インターネットなどで検索すると、手術の話題が多かったり、場合によっては担当の医師からも進行性ですから...と、将来的な手術を示されたり、あまり肯定的な意見はいただけないかも知れません。ただ、諦めるのはまだ早いです。落ち込まずに前向きに取り組んでいただきたいと思います。臼蓋形成不全を診断され、手術に至る人。そうでない人の違いはいったい何なのでしょうか。ginzaplusを開業以来、様々な臼蓋形成不全の方を拝見してきましたが、最終的に手術を迷われている方は、皆さん一様に同じような行動をとられています。

昨日も、まさに同じような経験をされた方を担当させていただきました。複数の医療機関で臼蓋形成不全を宣告され、そのうち一つの先生には「70~80代で人工関節に」と。その後、自己流で色々と試していらっしゃったようでしたが、根本的な解決には至らずご相談にみえました。姿勢や歩き方、普段の日常動作を観察していくと、悪化を招きかねない危険な動作が随所に確認されました。
初回の施術時には、これまでの経過と痛みの原因を理解され、安心した様子でお帰りになられました。たとえ、臼蓋形成不全との診断でも、痛みへの捉え方を間違わなければ、手術に至らずに済みます。ここが第一関門、とても重要なポイントであり、何を、どうやって、どうケアしたら良いのかわからない。こうした疑問を放置したまま何年も繰り返すと、やがて、治るはずの痛みもおさまらずに、関節だけが衰えた結果、進行性=手術を宣告されてしまうのです。

身体的な部分とメンタルヘルス、「心」の問題にも注目しておきたいですね。股関節痛も得体の知れない痛みではなく、単に臼蓋形成不全だけで痛みが生じることでもありません。必ずといって良いほど、幼少期からの習慣や現在の日常動作と密接に結びついています。骨の形の問題だけでは片付けられない、大きな問題がそこには潜んでいます。股関節痛を抱えても、これまでの生活習慣を見直し、前向きに、将来への安心材料を学ぶ機会と捉えましょう。40代以降は、ホルモンバランスも崩れ、メンタルへも顕著に現れがちです。少しでも動ける自信、歩ける体力を今のうちから養っておきたいですね。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz