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変形性股関節症 全体像

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変形性股関節症 全体像

今日は、保存療法の全体像について。私が感じる保存療法の最も重要なポイントについて端的に述べさせていただきます。

先日、このようなお問い合わせがございましたので、ご紹介します。
私が考える保存療法のポイントはズバリ、歩行です。皆さんが抱える「跛行」をできるだけ健常者並みに戻す努力が必要です。私が独立を決意するきっかけになったのも、まさにココです。結局は、歩き方を改善させなければ、この先も尚、心配を残すことを知ったからです。生じた痛みを撃退する対症療法だけでは変形性股関節症の問題は、解決されません。やがて頭打ちとなり、どこかでこの悪循環を断ち切る取り組みが必要でしょう。

最も気になるのは、皆さんの「力の伝え方」です。例えば、普通の人は前に進もうとすれば、当然地面を蹴ってor押して、重心を前に移動させて歩くワケですが、症状が重くなった進行期や末期の方では、この重心移動に特徴があり、一瞬にして体重を左右に振り、そして、前へ進もうとします。言葉だけでは伝わりにくですね、つまりは、非常に効率の悪いパターンなのです。

こうした身体の使い方は、残念ながら、初期に叩き込んでおかないと、症状が進んでからでは手遅れとなりがちです。地面に正確に力を伝える方法は、初期にしっかり学ばなければならず、その影響は次第に骨格にも現れるようになります。ですから、早期介入がとても重要になるのです。とにかく、早めに手を付けておけば、限界を感じることはなく、大きなステップアップを実感いただけるでしょう。

手術と保存療法は全く別の世界です。また保存療法も同様に提供する側が、何を問題点として掲げ、何に一生懸命取り組むかによって、皆さんが発揮できる能力にも大きな差が生じるのです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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