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[保存施術] 参加者の声

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[保存施術] 参加者の声

本日ご紹介するこちらの方は、現在アメリカにお住まいです。先日、股関節の痛みを抱え私のところにお越しいただきました。現在の症状とこれまでの経過を掲載させていただきました。もし同じような経験をされている方がいらっしゃいましたら、このブログを通じてコメント・アドバイスをお聞かせいただけませんでしょうか。

日本とアメリカでは股関節の病気に対する認識はもちろん、医療事情も異なる環境であるため、何か共有できる情報、体験談などございましたら、お知らせいただけますとありがたいです。

『スキニージーンズを履いて歩いていると、なぜか左側の内側の縫い目が左膝下に寄れてくる。「なんで?」と一度止まって寄りを直すも、また数メートル歩くとまた寄れてくる。これほど歩きづらいジーンズってあるの?正直「ジーンズの縫製の問題」と思っていました。ところが他のジーンズでも同じ。数本違うジーンズを履いてみて、漸く自分の「脚の異常」に気付いたのです。ヒールを履いているといつも左足ばかりが靴ずれ。一体何が原因なのか・・・そこからこれまでの「経験」を振り返ってみました。

左利きの私。両親から右利きへの矯正もされず、すくすくと育ち、幸いにして運動能力にも恵まれた私は、この「左利き」を最大限に利用して、あらゆるスポーツを行ってきました。13歳から15歳までは剣道。竹刀を左手に軸に握る剣道は、私にとっては何も抵抗もなく、たった3年間の経験でしたが、2段、そして県大会での入賞。 「足さばきが非常にいい!」と絶賛されたその足。後方に伸びる「左足」は常に若干外側を向け、相手の動きの先を読み、瞬時に動ける歩幅を整えます。剣道をご存知でない方はちょっとわかりづらいかもしれませんね。軸足は右になりますが、左足はつま先だけでバランスを保ちます。正面を向けるとかえってバランスを崩すので、結局指先は外側に、自然に開いてしまうのですね。
15歳。竹刀とはあっさりさよならをし、海のない県からサーフボードを担いで毎週海に通う日々。 サーフィン、そして冬場はスノーボードスラロームの大会荒らし。どちらも後方にあたる「左足」で板をスライド、バランスをとるスポーツです。あいだ、数年波乗りができなかった時期があるものの、通算20年、私の左足は常に「外向き」でのバランス調整を「自然に」行ってきたものでした。波乗りをやめ、ホノルルマラソンを目指し、トレーニングをしていたある日。不意に右足を捻挫。 体育大出身の私はトレーニング理論、テーピングなども理解しているという、「驕り」で治療を自己中止、トレーニングの開始も本来始めてよい時期を、大幅手前で再開。 そこからが「不自然な毎日」の始まりです。それまでのジョギングでも違和感なかった左足への痛み。歩幅の差異。何かおかしい・・・。故障した右足を自然にかばっていたのでしょう。挙句に左膝を痛め走ることを断念。その後、椅子に座っていられないほどの左臀部の激痛。椅子に長いこと座れなくなりました。椅子に座るときは自然と左手をクッションにしているか、左脚だけ「あぐら」のように椅子に乗せる。それが私の今の毎日です。健脚が自慢の「脚」。ここ数年「足」の大きな変化があります。左右の土踏まずのアーチがまったく違っている。足の「親指」に右と同じほどの体重負荷を感じない。左足首の関節の動きが右とは全く違う。左内側側副靭帯に違和感。「気をつけ、休め!」「休め」の体勢をすると左臀部に激痛。左脚鼠頸部の眠れないほどの痛み。現在米国に住む私にとって「米国の治療を受ける他ない」と思わざるを得ない毎日でした。とはいえ、足の治療と言ってもパーツによって医師が違う国。足首から指先、膝から足首、大腿部と大げさに言えばそれぐらい専門に分かれ、手始めに行ったカイロプラクティックのドクターに
上記を説明しても、「それはジーンズのせいじゃない?骨盤を直せば自然と治るさ」とバキ、ボキと鳴らされるも帰りにはジーンズが寄れてくる始末。挙句意味の無いレントゲン代の請求は24万円。(勿論保険でカバーしたけれど・・)途方に暮れました。
「股関節の痛み」このワードで検索をかけると 結構な人が同じような痛みを抱えていることを知り、ほっとしたものです。反面、手術をしなければいけない状況になることもあると知ると、とっても不安になりました。 「この国では良い治療が受けられないかも」そう思った私は「一時帰国」も視野にあらゆるサイトを探し、佐藤先生を知ることとなります。最初の連絡を取ったのは4月だったかもしれません。運動を制限し、ストレッチを取り入れるも改善されない痛みに、出来るだけ早い治療を望んだものの、帰国できる日が決まらずあせりました。帰国出来るのはせいぜい10日。それまで20年も酷使してきた足を10日で治すのは不可能。とは言え、せめて自分にとって「手術」が回避できるか出来ないか、それだけ知ることでも意義があるだろうと思い何とか佐藤先生のアポをとり、一日お世話になったのです。せめてあと数回お世話になれれば・・・無理でした。佐藤先生の圧は相当強く、しばらくぶりに「泣きが入る」痛みでした。歩行の異常、これまでの「経験」から起こっている長年の筋肉疲労の積み重ね。
所謂「手術の必要な脚」ではないようでした。かといって、先生に継続的に治療をしてもらうことは不可能。「アメリカで開業してください」心底思いました。長年積み重ねられたバランスの違和感はそうそう簡単には治りそうもありませんが、努めて圧をかけ、歩行に気をつけるようにしています。これまでの「経験」を元に、自分の体を知ることはとても大事なことです。異常には必ず原因が。内臓疾患、特に癌などはその限りではありませんが、目に見える自身の体の異常に気付け、それをサポートしてもらいながら自身の生活を改善することはとっても大事なことですね。』
佐藤正裕(理学療法士)



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