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臼蓋形成不全 出産と育児

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臼蓋形成不全 出産と育児

股関節痛の発症と症状の進行のタイミングは、既に分かっているのですから、この時の対応が極めて重要になります。

さて、ご相談いただいたのは臼蓋形成不全による痛みについて。股関節痛の原因が骨の問題だとしたら、何も出産前後に発生しなくても良いワケで、この時期に発症するからには、何か明確な原因があるはずです。
伺えば、幼少期から「内股歩きの癖があった」とのこと。内股座り/歩きは、股関節にとっては不利な動きの繰り返し。出産や育児のない人生であれば、痛みが生じることもなかったでしょう。しかし、お子さんも2人目ともなれば、限界も訪れます。今後は、3人目も予定中。何としてでも、この苦難を乗り越え、一生、手術と無縁の身体のケアの仕方を学んでいただきたい、と思っております。

病院で渡される痛み止めも、基本的には一時しのぎでしょう。不安で動かせない日々が続けば、やがて、筋力低下や精神面への負担も心配されます。“その日”が来ないようにするには、どうしたら良いのか。とにかく早めの対応で将来は変わります。股関節にとって必要な動きと身体の使い方を理解し、痛みとは、どうしたら軽減される可能性があるのかを経験から学び、ご自身の生活に合ったオリジナルの保存療法を実践していただきたい、と思っております。

「今日、来るのが楽しみでした」と仰っていただけるのは、本当にありがたいことです。画像も拝見いたしましが、全く手術の必要はありません。ただ、こうした綺麗な骨も、黙っていれば、やがて発症を進行させるリスクも潜んでいるのです。臼蓋形成不全との診断でも、出産前後で発症した痛みであれば、おそらく原因の多くは皆さんの生活にあります。早ければ、ダメージも少なく、確実に、手術も回避可能なのです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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