オリンピック、ご覧になられていますか。今回はいろんな問題が取り上げられていますが、アスリートの一瞬に人生をかける真剣な眼差し、不可能を可能にさせた果てしない努力、心がしびれますね。
変形性股関節症も重篤な場合には、手術に頼らざるを得ない状況もありますが、ご自身が諦めない限り、結果は自ずとついてきます。
サーフィンから股関節痛を発症させ、介護で症状が悪化してしまったケースです。
初回にお越し下さったときには、不安そうな様子でしたが、少しずつお元気になられていますね。
気持ちが元気になると、動きもハツラツとみえ、前回お越し下さった際には、別人のようにしっかりと歩けていました。
もちろん、まだまだやらなければならないことは沢山残されていますが、前向きに取り組む姿勢さえあれば、希望しかありません。
一気に快方へと向かわれるかも知れません。これからの成長が楽しみですね。
新体操やバレエ、動けるアスリートほど、どうしてもパフォーマンスに目が行きがちです。
ただ、動きの基本こそ大切だと常々感じております。今のこのタイミングもそうですし、これから10歳、20歳と年をとったときにも、今の思考・行動様式がそのまま反映されるからです。
立つ、歩く。
当たり前の動作も突き詰めていくと、パフォーマンスの向上にも結びつく、新たな発見があるはずです。当初の痛みはかなり減りましたから、条件が整った今、もう一度基礎から確認していただきたいですね。
現役のアスリートです。世界最高峰のアイアンマンレース、世界選手権にも出場される実力派。不運なアクシデントによる負傷ですが、もう一度再起をできるだけの力をお持ちでいらっしゃいます。
ただ、今まで色々なところへかかっていらっしゃいましたが、その能力を見落とされていたようでした。
早速、動きのポイントなど日常生活動作から気をつける点をご指導し、次回が楽しみです。もう一度、世界の舞台で活躍していただきたい、そして、その力を存分に発揮していただきたいと思っております。
私もトレーニングの仕方など、学ばせていただきます。
運動をしたい、などとの高い目標を掲げていなくても、普段の生活をこれまでと同じように送れればいい、そうお考えの方もいらっしゃいます。
30年前に骨切り手術をし、その影響が徐々に現れてはじめています。
骨切り手術がこういう目的で、こういった内容の手術であったのを今初めて知った様子です。担当の先生からも説明があったはずですが、当時は、あまり頭に残らなかったのかも知れません。
施術をスタートするにあたっては、ご自身の現状への理解がとても大切です。骨切り手術の影響は非常に大きいですが、一歩ずつクリアして、積み上げていきましょう。
昨日最終枠の予備枠オープンにしたところ、急遽、滑り込んで下さったのは80代のご婦人です。これからお孫さんの誕生日会なのだそうですが、その前に施術を受けたいとのことで、冷たい間の中お越し下さいました。
痛みが強い訳ではないのですが「施術を受けておくと調子がいい。気分が楽になる」と仰って、定期的にメンテナンスに来て下さいます。
コツコツ積み重ねる努力、それは、家族のための役割があってこそ。いつもお話しを伺っておりますので、家庭内での役割にも、本人を本気にさせる覚悟があるのだなぁとつくずく感じました。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)