ブログ

【骨切り術】手術後のリスク

ブログ検索#������������
新しい記事 検索  一覧 | 最新 | 記事1/0古い記事

【骨切り術】手術後のリスク

更新 2021年11月14日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #学会  #保存施術  #股関節の手術  #骨切り  #研究論文  #合併症・後遺症 
今日は骨切り手術後のリスクについて考えてみたいと思います。

ご相談いただいたのは、50代の女性です。
約20年前に骨切りの手術をなさっていらっしゃいますが、その後の不調を訴えていらっしゃいます。
こちらの方とは、まず「そもそも骨切り手術とは、一体、どんな手術だったのか」こんな話題から施術がスタートしました。
専門の先生方も、もちろん術前に丁寧に説明なさってくれるでしょうし、今やリスクを提示しないと大きな問題となります。そのため、最近の情報サイトでは各手術のメリット、デメリットを詳しく紹介しております。ginzaplusのwebsiteでも、施術事例を通じて、実際の様子をお届けしておりますので、ぜひこちらも参考になさって下さい。

https://ginzaplus.com/jp/treatment/surgery/

最近の動向はどうなのでしょうか。パソコンを叩けば何でも調べられる時代ですから、一応、確認しておきましょう。こちらは、先日の股関節学会で報告された内容です。
関東では、骨切り手術を行う医療機関は限られていますが、とりわけCPOに関しては、北里大学病院からの報告が参考になります。
「当院における寛骨臼回転骨切り術(CPO)の術後5年以上の臨床成績」
結論を引用させていただくと、
「91.1%の症例で5年以上関節温存が可能であり、THA(人工関節)までのtime saving suygeryとして有効な手段」との結果です。

一方で気になるのは、経過不良例の中身です。抄録によれば、
「坐骨偽関節9例、恥骨偽関節16例、恥骨・坐骨疲労骨折7例、他の骨折3例。また関節症進行例が11例」
この数字の捉え方はそれぞれかと思いますが、実際に手術を受けるにあたっては、患者さまご自身の判断やご家族の理解、そして医療者からも適切なアドバイスを求めたいところです。

ginzaplusにも先月から、骨切り手術を経験された方がおふたりお越しになられています。40代と70代、おふたりとも痛みがそれほどない時期に、予防的に決断されています。レントゲン画像も拝見しながら、現在、そして過去を振り返ります。身体への負担を考えれば、5年程度で悪化してしまっては本当に困るのです。骨切り手術はとにかく長期戦。骨の回復を妨げることなく、運動の仕方や強度に注意を払いながら、できるだけ綺麗な股関節に仕上げ、そして、歩ける力・メンタルを育んでていただきたい、と思っております。
@松屋通り
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年11月14日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #学会  #保存施術  #股関節の手術  #骨切り  #研究論文  #合併症・後遺症 
新しい記事 検索  一覧 | 最新 | 記事1/0古い記事

最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz