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[施術事例] 40代 臼蓋形成不全~骨切り手術を勧められて~

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[施術事例] 40代 臼蓋形成不全~骨切り手術を勧められて~

保存施術+ 手術を回避
通常、医療機関でのリハビリでは最長5ヶ月と期間が定められています。しかし、股関節痛の内訳(精神的、身体的)によっては、回復までにそれ以上の期間を要すことが度々あります。

例えば、単に身体的な問題であれば、筋肉をほぐすだけで一時的な緩和が期待できます。ところが、精神的な痛みを併発している場合には、それだけでは十分でありません。効果は即時的か、再発、また痛みを繰り返すことが多くあります。痛みの内訳を分析しながら、症状に合ったプログラムの立案と実践が必要になります。

ご相談いただいたいのは、40代の女性です。

「◯年△月頃より近くの整形外科にてリハビリを受けておりましたが、大きめの病院でも一度診てもらいましょう、ということで昨日別の病院にて診ていただきました。そこで、早めの骨切り手術、もしくは軟骨ボロボロになるまで現状のまま生活し無理となったタイミングで人工股関節置換手術の2択をすすめられました。ただ、現在0歳9ヶ月の子どももおり、骨切りを本当に今したほうが良いのか決断しきれず悩んでおります。骨切りするのがベストであればやるしかないのですが、手術しないですむ方法を求める気持ちもあり、手術せずとも済むすべがまだあるのであれば、まずはそちらから試してみたいという思いです。昨日病院で撮ったレントゲン画像ではありませんが、近くの整形外科で昨年□月頃に撮影した画像が入ってると思われるCD-ROMがありますのでそちらもみていただき見解をいただけますと幸いです。」

保存施術を開始し計15回、約2年半後の様子です。
初回の施術で歩行時の痛みは解消され、股関節の可動域も改善されましたが、医療機関での診断時のショックが大きく、継続的な関わりが必要だと判断されました。その証拠に、2回目にお越しいただいた際には、再び、同じような痛みを繰り返していました。

股関節痛みの内訳が、身体よりもメンタルに大きく傾いているケースです。

施術で一時的に症状が緩和されても、不安が強く、動くことに対する恐怖が拭い去れないような方には、身体運動の基礎から築き上げることが必要です。診療時の手術とのアドバイスがトラウマになり、痛みからの完全復活を阻んでいました。

「手術しなくてよかった」「痛みなく動けて感謝!」

股関節痛からの克服が確認できたのは、施術を開始し2年が経過してからでした。ようやくこの心境にまで辿り着けました。もう医療機関にお世話にならなくてもよいと思えるほど、自分の股関節に自信がもてるようになりました。

精神的な心の痛みが強い場合には、焦らず、時間をかけ、じっくり向き合っていきましょう。筋トレやストレッチ、バランストレーニングなどのリハビリプログラムを豊富に用意し、症状に合わせ、ひとつずつ克服する過程こそ痛みとの決別が待っています。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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