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[施術事例] 70代 脊柱管狭窄症

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[施術事例] 70代 脊柱管狭窄症

保存施術+ 手術を回避
股関節周囲の痛みで整形外科にかかると、脊柱菅狭窄症と診断されることがあります。

主な症状は、下肢全体へのしびれや坐骨神経痛のような症状です。

医学的な診断名が必ずしも痛みの原因ではなく、また、加齢に伴う骨や軟骨の損傷も、決して痛みを決定づけるものではないことも理解しなくてはなりません。

ご相談いただいたのは、70代の男性です。

左脚に痛みとしびれを訴え、専門医療機関では脊柱菅狭窄症との診断を受け、手術を勧められています。ご本人はどうしても手術をしたくはありません。痛み止めでごまかしながらゴルフを続けてきましたが、最近では18ホールを歩いて回れなくなりました。ご家族からも歩き方の指摘を受けるようになり、とてもショックを受けていらっしゃいます。ゴルフ仲間のご紹介でginzaplusへお越しいただくようになりました。

計3回の施術を終え、約3ヶ月後の成果です。
動画では少しわかりにくいかもしれませんが、介入のポイントは以下の3点です。

・方向転換時の動き
・右外への接地と右肩下がり
・前傾姿勢

施術回数は少ないですが、運動への飲み込みも早く、速やかに痛みは解消されました。

方向転換時の動きはスムーズになり、左脚をかばうような右側への大きな振りに伴う右肩下がりは減少されました。また、前につんのめるようなバランスも、身体をアップライトに起こせる筋力がつくことで、真っ直ぐな姿勢を維持できています。

とてもリハビリ熱心な方で、お話しを伺うと、かつて2度オリンピックに出場した本格的なアスリートでした。毎朝のルーティンにもおしりエクボ体操を取り入れて下さり、現役を引退後は、O脚を奥さまに指摘され気にされていましたが、改善の余地があることを知り大変喜んで下さいました。

先日、ご紹介して下さったゴルフ仲間の方からも「もうカート利用しないでスタスタ歩いていますよ」とのご報告をいただいております。

「歩きは甘くみていた」とおっしゃるように、なかなかご自身ではその癖に気がつくのは難しいのでしょう。長年のバランスの乱れは、診断名にもあるように背骨へも影響をもたらしていました。ただ、ちょっとの変化を生み出せることで、関節への負担も様変わりします。趣味活動への参加制限は、身体の痛みをさらに増強させます。悲観的にならず、身近な姿勢や歩き方、できることからまずは取り組んでみましょう。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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