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[学会] 変形性関節症の国際会議 in 韓国

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[学会] 変形性関節症の国際会議 in 韓国

更新 2025年04月27日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #学会  #サルコペニア 
今週水曜日から韓国に滞在し、変形性関節症の国際会議(OARSI)に出席させていただきました。先程全日程が終了し、今は空港でこのブログを書いています。世界にはものすごいエネルギーをもった臨床家や研究者がたくさんいらっしゃいます。まさに私が聞きたい情報がここにあります。毎年いい刺激を受けています。世界中の専門家から発信される貴重なデータや経験を拝聴しながら、日々の施術を振り返るのが、私にとっての一番の勉強法です。

かつて変形性股関節症も「骨と軟骨」の病気と考えらていました。それが、今では「ひと全体」を診るべき考え方へとシフトしています。つまり、画像だけに頼っていても問題は解決されないこともあるのです。

アメリカのある整形外科医が興味深い話をされていました。この先生によれば、痛みの分類は以下の3つ。ひとつは関節の問題。もうひとつは神経によるもの。そして最後は脳による影響とのことです。痛みの所在を間違えると、手術をしても痛みが消えないことがあるので注意すべきと述べられていました。日本と海外では「痛み」に対する勉強の仕方が異なるので、こうした場でも議論になるトピックが異なります。第一線で活躍する専門家の統一した見解にも触れ、各分野の先生方のコメントがとても参考になりました。

年々、増え続ける変形性関節症患者さんたちを、今後日本はどう受け入れていくのでしょうか。手術を希望される方へは確実な支援を。一方で、予防可能であることもすでにわかっているのですから、この領域における啓蒙活動も必須です。

この他にも、筋力低下、歩き方、歩行速度、適切な歩数、男女比、更年期と出産、Health Literacy、スポーツの怪我の有無、mid-life、靴(踵の高いタイプ)の影響、筋力トレーニングと除脂肪、インナーマッスル、サルコペニアなど、どれも股関節症と深く関わりのあるテーマです。機会がありましたら、またブログでも記事にしていきたいと思っております。

明日からの施術も、どうぞよろしくお願いいたします。
▲来年はフロリダで。そして2027年はバルセロナでの開催です
▲充実した4日間、ありがとうございました
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2025年04月27日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #学会  #サルコペニア 

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