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【股関節痛】(ちょっと)危険な変形性股関節症

【股関節痛】(ちょっと)危険な変形性股関節症

更新 2021年10月10日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #合併症・後遺症 
先日の関東地方を直撃した地震。皆さんの地域はご無事だったでしょうか。翌朝7時くらいに銀座のオフィスに到着するとエレベーターが止まっておりました。その後、3時間ほどで復旧したのですが、初めての方にはご迷惑をおかけいたしました...。階段を上がれる筋力、これからの時代は何があるかわかりませんから、必要ですね。

さて、今日はタイトルにもあります「危険な変形性股関節症」ということで、ここでの実体験に基づいたお話をさせていただきます。ちょうど10年ほど前、まだ名古屋で出張施術を行なっていた頃、70代の女性が一人でご相談にみえました。変形性股関節症との診断ではありましたが、明らかに様子が異なります。中枢神経系のトラブル、神経疾患が疑われました(おそらくパーキンソン病か進行性核上性麻痺)。至急ご家族へもご報告し、短期入院が可能な医療機関をご案内させていただきました。この病気はある程度投薬で症状のコントロールが可能であり、痛みも抑制にも効果が期待できます。

また先日も股関節唇損傷、その後骨折と診断された方がご相談にみえました。しかし、ご本人たちの訴えは、全く診断名とは一致しないように思われました。身体所見からすれば別の疾患が疑われました。他の医療機関へ再度ご高診を求め、改めて精密検査をしていただくようお願いをしました。このように同じ股関節痛であっても、たとえ変形性股関節症関連の診断であっても、痛みの真の原因が股関節には存在しないことが度々あります。問診や動き方をみればおおよそ予測がつくものですが、偏った視点からではその解決を遅らせてしまう危険性も潜んでいます。

今回ご相談いただいのは、60代の女性です。
こちらの方は診断後5年、ほとんど動いていない生活を送っていらっしゃいました。そのためか、しゃがんで立てないまでに筋力は衰え、日常生活動作もままならない状況に。この5年間の生活がとても貴重だったように思われます。特に若い頃なら影響は少なくても、40代以降はじんわりと筋力低下は進行します。加えて、股関節症の診断による安静が加われば、その影響は心にも残します。但し自己診断は「軽症状」。現実とのギャップを今後どう埋めていくのかが、問われます。

保存療法を進める中で一番の弊がいとなるのは、動くことへの「怖さ」「不安」です。それは、動かない期間が長くなればなるほど深刻化します。治るはずの症状が治らないと嘆くばかりか、改善の可能性にも陰りをみせはじめます。そして、皆さんが訴える股関節痛も、早期には股関節周りで起こっていたはずも時間の経過と共に痛みの存在は「脳」へと移行します。これが、慢性痛です。こうなってしまうと今までの改善手段では立ち行かなります。

痛みの改善を阻む「心理的・社会的な要因」にまで切り込んで介入しない限り、痛みの改善は難しいのです。つまりは、皆さんの幼少期から現在に至るご家庭での親子・夫婦での関係や職場環境での対人関係、あるいは医療機関での診察時の経験こそが、痛みの誘発と密接に結びつく時期です。痛みの発生要因にも転機を迎える頃、どのような方法がご自身の症状の改善に適切であるのか。試行錯誤、繰り返し刺激と反応を確認しながら一歩ずつ進んで行かなくてはならず、想像以上に時間と労力も消費されます。

痛みが出たらできるだけ早く。わかってはいても、忙しさやその他の理由でその一歩が踏み出せないのが実情でしょう。それでもやはり一歩前へ。痛みの仕組みをしっかり理解し、痛みの種類に合わせ手を変え品を変え、専門家の指導のもと改善の糸口を見つけ出したいところです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年10月10日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #合併症・後遺症 

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