ブログ

臼蓋形成不全 意識改革と脱臼癖

ブログ検索@股関節の保存施術

臼蓋形成不全 意識改革と脱臼癖

更新 2021年08月15日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #保存施術  #新型コロナ 
落ち着かない状況が続いておりますが、今週も多くの方にお越しいただきました。コロナ急増でキャンセルも多かった中、県外やコロナ後初めて電車に乗った方まで施術へご参加いただきました。保存療法も、皆さんのご協力がなければ達成はありえません。

ちょうど4年前に初めてお会いした方です。股関節痛から臼蓋形成不全、変形性股関節症を診断され、それ以降毎月のように通って下さっていました。昨年の海外移住をきっかけにお会いできなくなりましたが、その後も順調に回復されている様子です。既存の考え方を改め、生活習慣をも変える。

保存療法で一番大切なこととは、皆さんに「運動」を根付かせることです。痛み止めや湿布、鍼灸やマッサージ(対症療法)、何に頼っても結構ですが、最終的には、ご自身で動いて学習する(運動療法)機会を芽生えさせなくてはなりません。ちなみにこちらの方は、オリンピック前に移住を決断されてしまう方ですから、運動は大の...。想像がつきますよね、汗汗
あとは、臼蓋形成不全特有の(亜)脱臼癖を日々のトレーニングでも改善できたのならば、この先も安心ですね。臼蓋形成不全とは、屋根のかぶりが浅いために、物理的に不安定な状態を指します。本来なら、周りの筋肉でサポートしてあげたいところですが、これが不十分であると徐々に外れたような格好をし亜脱臼を繰り返します。臼蓋形成不全の方では、この点に特に注意しておく必要があります。日々の生活動作の中に、どこかで脱臼させるような力が加わっていないか、確認をしておきましょう。

「50代にして初めてオラウータンからホモサピエンスに進化した気がします。ひとえに股関節症が進化のキッカケと感謝しています。幸い転じて服となる??」
と締め括られておりましたが、まさに、2足歩行を獲得したはずの人間が股関節痛を抱えたがために再び4足歩行へと。そして、そこからどのように脱却を図るのか。これは股関節の皆さんに関わらず、人類にとっての共通した宿命ではないでしょうか。

臼蓋形成不全を発覚したことをマイナスに捉えず、将来への警鐘とし前向きに捉え、股関節の役割を今一度確認しておきましょう。重い上半身を股関節から持ち上げ、正しい直立姿勢を心掛ける。その姿勢から一歩前へ。学びは尽きません。日々チャレンジ、日々学習ですね。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年08月15日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #保存施術  #新型コロナ 

最新記事






次:施術事例
▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz