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[施術事例] 60代 臼蓋形成不全

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[施術事例] 60代 臼蓋形成不全

保存施術+ 手術を回避
「手術しなくても大丈夫ですか?」

心配されたような様子でご相談をいただきます。臼蓋形成不全を発覚すると、初期であっても医療機関では手術を勧められことが多くあるようです。しかし実際にみていると、必ずしも手術が必要でないケースも多く存在します。歩き方を整えたり、筋力低下を予防することで、痛みが軽減し、手術の必要性すら感じなくなる方もいらっしゃいます。

ご相談いただいたのは、60代の女性です。

40代で子宮筋腫の手術をし、仕事を辞め運動量が減少したことで股関節痛を発症。医療機関では、臼蓋形成不全を告げられ手術を勧められています。動くことが怖くなり一時は車椅子に。どうしても手術はしたくはないとも思いで、知人のご紹介でお越しいただきました。

保存施術を開始し約6ヶ月、計8回での成果です。
当初は、動くことへの恐怖心が強くありましたが、施術を重ねる毎に不安は解消され、半年後には無事に、痛みを抱える以前のような生活を送ることができるようになりました。

2009年の開業以来、多くの臼蓋形成不全保有者を担当させていただきました。特に、気をつけていただきたいのは、以下の以下の2点です。

・跛行、歩きの乱れ
・筋力低下

臼蓋形成不全とは特殊な関節です。構造的に体重を支えるのが苦手なルーズな関節であるため、支え方の精度を上げ、まわりでサポートする筋力強化を図ることが必要です。ちょっとのズレやはまりの甘さが、軟骨損傷や骨の変形のきっかけを作り、脚長差や拘縮といった二次的な被害をもたらします。発症してからでも決して遅くはありませんので、できるだけ早い時期にこれらの課題には取り組んでおきましょう。

自分らしい人生は、自分の力で創り出す。

数々の有意義な研究論文が世に発信されたことで、変形性股関節症も予防できる時代になりました。あとは、皆さまの日々の努力や心がけ次第で、未来は大きく変えられるはずです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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