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[保存施術] 患者側からみた痛みの世界

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[保存施術] 患者側からみた痛みの世界

更新 2025年01月29日(水)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #痛みのリハビリ 
日本では、股関節に痛みが生じると、整形外科にかかるのが一般的ですが、おそらく近い将来、広い選択肢の中からご自身の望む方法で、痛みを解消することができるようになるでしょう。

骨の変形があっても痛みがない人がいたり、軟骨が十分にあっても痛みを訴える人もいたり。整形外科的な考えだけでは、痛みの原因を説明できないことが多いからです。

股関節痛の改善にヒントになるのが、下の図です。股関節の痛みと心の移り変わりを示しています。
手術に至る多くの方は、向かって左側のループに陥りやすくなります。

常に否定的な感情に包まれ、動くことへの恐怖と不安から徐々に動けない身体へと変化してしまいます。その結果、最終的に待ち受けているのは、整形外科が専門とする人工関節です。

一方で、手術を回避されてきた方たちは、痛みを抱えながらも有力な情報を味方につけ、不安を解消し、上手に痛みと向き合いながら、ご自身の力で回復へと導いています。

もはや、変形性股関節症の痛みも、手術が不要であることは医学的にも明らかであり、あとは、どういった心境で立ち向かえるかで、結果も異なりそうです。

興味深いことは、手術後の方でも、当初の痛みがなくなったとはいえ、左側のループから抜け出せずに悩んでいる方が多くいらっしゃることです。※股関節手術の種類、リスク、後遺症:https://ginzaplus.com/jp/treatment/surgery/

つまり、痛みとは、身体への治療だけでは十分ではなく、心へのケアも必要です。

上の図は、関西医科大学の「心療内科」のホームページより拝借させていただきました。股関節痛も、もはや整形外科で診る時代ではなくなりましたね。
痛みを緩和させるポイントのひとつは、成功体験をたくさん耳にすることです。逆に、痛みを誘発するような情報や仲間との関係は絶ち、勇気をもって距離を置くことも必要でしょう。

以前にもご紹介させていただきましたが、ママベアーさんのブログ。

ちょうど先日の記事の中では、医師から手術を突きつけられ、かなりのショックを受けていらっしゃるようでした。ただ、そこからご自分の判断で、新たに舵を切りはじめています。おそらく股関節症で悩んでいる多くの皆さんは、診察室で、同じような経験をされているのではないでしょうか。

大切なことは、主体性をもって乗り越えようとすることです。これまで培われた経験、知恵や勘など全てが試されますが、左側の負のループへ迷い込むことなく、痛みを攻略しなければなりません。ママベアーさんのような成功体験も、自分のことのように受け入れられれば、まだ心はノーマル、回復の道は残されています。手術を考える必要もないでしょう。

股関節の痛みは、一歩踏み外すと手術が待っています。股関節は身体の中心でもあり、うっかりするとその後の人生をも左右します。心身のバランスを心がけながら、賢く乗り越えていただきたいと思っております。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2025年01月29日(水)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #痛みのリハビリ 

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