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[研究報告] 再生医療の効果(2024年股関節学会から)

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[研究報告] 再生医療の効果(2024年股関節学会から)

更新 2024年12月15日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #研究論文  #合併症・後遺症  #再生医療 
今日は学会報告の最終回、再生医療についてです。

皆さんは、変形性股関節症への再生医療について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。私が、はじめて股関節症への再生医療の効果について耳にしたのは、2016年の国際学会に出席したときです。当時海外でも、股関節症に対する再生医療の効果を示す論文を見つけるのがとても大変でした。当然、日本での実施例の報告もほとんどなく、それから約10年が経ち、ようやく色々なことがわかってきたようです。

毎年非常に演題数は少ないですが、いくつかご報告がございましたのでご紹介いたします。
PRP療法の次世代型とも考えられているAPS療法、果たしてその効果は?

早期の変形性股関節症には有効との報告もありますが、末期では、1年以内に7割が人工関節に移行するとのことです。また別の報告でも、PRP後の関節破壊、関節症の進行、そして人工関節へ至った経緯が述べられています。

股関節症に対する再生医療については、初期の方では効果が期待できても、進行期や末期においては、かなりの確率で悪化を来すことがあるようです。これは、ginzaplusでも同じ見解です。

もちろん、試す価値はあります。但し、リスクも理解し臨むようにしましょう。

こちらでもまとめています。ご参考になさって下さい。
再生医療のリスク:https://ginzaplus.com/jp/treatment/regenerative/

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2024年12月15日(日)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #研究論文  #合併症・後遺症  #再生医療 

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