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変形性股関節症 病気の特徴を理解する

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変形性股関節症 病気の特徴を理解する

更新 2021年04月22日(木)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #学会  #保存施術  #股関節の手術  #新型コロナ 
まずは、お知らせです。
来週4月27日火曜日 15時に施術枠を一つ確保できました。ご希望の方はこちら https://ginzaplus.com/jp/reservation/ 予約表よりお申し込みをお願いいたします。なお、先着順となりますのでご予約が決まり次第募集は終了となります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、本題にまいりましょう。変形性関節症という病気は、「病期と痛みが一致しない」という特徴があります。つまり、初期の段階であっても、もの凄い強い痛みを訴える方がいらっしゃれば、末期であってもほとんど痛みを訴えない方もいらっしゃいます。このブログでの動画やginzaplusのwebサイトでもご紹介しておりますように、手術をしても痛みを訴える方がいらっしゃる程ですから、変形性股関節症この病気の本質は、変形や軟骨云々の問題では無いことがご理解できるでしょう。

ただ、どうしても診察室でレントゲンやMRIを掲げられ、そこを問題と指差されて言われてしまうと、やはりそういうことかと思ってしまいそうです。私もこれまで5000例近く拝見してきましたが、決してそんなことはありません。毎年参加させていただいていた世界の関節症学会でも、この事実を元に議論が繰り広げられています。日本では「構造上の問題が痛みの原因説」が猛威を奮っていますから、ここからは皆さんの考え方、物事の捉え方、あるいは人生観にも左右されそうでもありますので、無理には押し進めるつもりはございませんが、変形性股関節症を患った方の中にも、「そういう方もいるだ」程度にご理解いただければと思っております。

ご相談いただいたのは、50代の女性です。
手術も決断されたようですが、だいぶ痛みも和らいでいらっしゃるようですね。痛みは意外にも身近な日常動作とも関連します。たとえば、親御さんの介護がなくなった。ペットの犬のお世話が落ち着いた。里帰りしていたお孫さんから手が離れた。仕事を変えた。こうしたことでも、心身のストレスから解放され、途端に股関節の痛みがなくなることさえ起こり得ます。また最近では、股関節症への痛みを理解できない夫と離婚した。家事を手伝ってくれないパートナーと別居した。もしかするとコロナ禍特有の現象かも知れませんが、これによって、痛みが改善されたと教えて下さった方もいらっしゃっています。

つまりは、たとえ、どんなに股関節の骨の状態が悪かったとしても、痛みが消失しない事実はなく、生活の仕方含め「生き方」そのものをも新たに見直すことができると、もしかすると、まだ改善の余地が残されている、ということなのでしょう。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年04月22日(木)
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